昨日のおやつに、ハーゲンダッツの
ほうじ茶ラテをいただきました。

甘いアイスクリームに
強いほうじ茶の香りがプラスされ、
とても美味しかったです。

 

今までは、アイスクリームとほうじ茶の、
相性が良いなどと思ったことはありませんでした。

たぶん10年前だったら、
ほうじ茶の香りがするアイスクリームなど、
思いつく人はほとんどいなかったのではないでしょうか?

 

私は時々、ルピシアでお茶を買います。

ルピシアには、
色んなフレーバーティーがあります。

種類が多いだけに、びっくりするような
取り合わせのお茶もあります。

私が取り合わせの意外性に驚いたもので、
しかも美味しいと思ったお茶が、
グレープフルーツの香りの緑茶です。

緑茶とグレープフルーツが
マッチするとは思いもよらなかったのですが、
試飲してみると、スッキリして美味しいのです。

 

ルピシアのチャレンジ精神には、
ワクワクするものがありますね。

 

何でも最初に試してみるのは、
勇気がいることでしょうし、
だいたい思いつくこと自体が
頭が柔軟なのだと思います。

カレーパンを一番最初に作った人も、
すごいと思います。

そんなことを考えていたら、
子どもの頃のことを思い出しました。

詳しい事情は忘れましたが、
母が病気で寝込んだか外出していたかで、
食事の支度ができなかった時がありました。

その時、父が具沢山の雑炊を作ってくれました。

見た目がメチャ美味しそうだったので、
勢いよく口に入れたら、
思いもよらぬ香りがしたんです。

予想外の風味に
「何これ? なんか変なニオイがする」
と言いました。

すると父は、
「美味しくなると思って、ミカンを入れた」
と言うのです。

 

私はミカンと雑炊は合わないと思い、
父は料理には向かないと
子ども心に思いました。

 

ただ、大人になって考えてみると、
雑炊とミカンが合わないと、
決めつけるのは早いのではないか
という気もしてきました。

 

というのも、子供のころは
味覚が未発達で春菊やピーマンなど、
嫌いな子どももたくさんいます。

 

大人になって、
いろいろ食べ歩いたりすると、
雑炊に柑橘類の皮で香りづけしたり
するものもたくさん経験しました。

陳皮と言って、ミカンの皮を干したものも
あるくらいです。

 

最近では、柚子胡椒が大人気です。

我が家では、柚子胡椒の出番が
とても多いです。

 

おでんの薬味も
辛子ではなく、柚子胡椒です。

 

そう考えると、
私の頭が固かったのかもしれない
という考えも出てきます。

 

とはいえ、父が雑炊にミカンの実を入れたのは、
大人になった私が食べても美味しいのかどうかは、
まだ疑問が残るところです。

 

父は、末っ子で
上の兄弟たちとは年が離れていたので、
祖母に溺愛されて育ち、
厨房に入ることなど全くなかったので、
その父が一生懸命作ったのだから、
味は二の次でいいのかもしれないとも
思ったりもしますが…。