調味料を一つだけ選べと言われたら、
普通は塩を選ぶのではないでしょうか?
塩は野菜や肉料理にも使いますが、
甘い食べ物に使えば、
甘みをより引き出してくれたりもします。
スイカに塩などが、その一例です。
小豆を煮る時に、
砂糖だけでなく
塩もほんの少し入れた方が、
美味しくなりますし。
なんといっても、
塩は動物にとっては
必須の食材であることも
重要なポイントです。
人間を含めた動物は、
水と塩がなければ生きてゆけません。
野生動物も、
塩のある場所に
集まったりします。
必須なものですが、
摂り過ぎが良くないのは、
どんな食材でも同じこと。
最近は減塩食品を
目にすることが多いですが、
私は減塩食品は買いません。
なぜかというと、
減塩食品は塩分を控えめにした分、
味覚的に物足りなさや
保存期間が短くなるなどの
マイナス面を補うため、
化学添加物を追加で投入しているからです。
なんでも適正な量が、
大事なのだと思います。
さて、先日ネット検索していて、
塩の成分比較表を見つけました。
塩と言っても商品によって、
成分がかなり違うことが分かります。
塩は毎日使う物なので、
塩化ナトリウムだけでなく、
色々なミネラルを一緒に摂れたらいいと、
スーパーで手に入り
ミネラル分の豊富な塩を購入しました。
スーパーの塩売り場で、
沢山の塩が陳列されているのを見て興味がわき、
塩の事をちょっとググってみました。
塩から摂取できる主なミネラルには、
マグネシウム、カルシウム、カリウム
などがあります。
その中でも特にマグネシウムは、
とても大事なミネラルです。
甘いものや炭水化物、
高たんぱくの食事を摂り過ぎた時、
ストレスを感じている時に
マグネシウムは消費されるのだそう。
塩を選ぶポイントは、
工程で選ぶことです。
パッケージには、
必ず工程が書かれています。
工程は精製塩、再製塩、天然塩の
大きく3つの種類に分けられます。
工程ごとに、下記で簡単に説明します。
【天然塩】
「天日」、「平釜」と記載があります。
風や太陽など自然の力で、
じっくり海水を蒸発させてつくる製法。
大量生産できないため高価格ですが、
ミネラルが豊富に含まれています。
岩塩も天然塩の一種。
海水塩と岩塩を比較すると、
ミネラル含有量は
海水塩の方がたいてい多いです。
ヒマラヤのピンクソルトなどは、
海水に含まれない鉄や鋼など
別のミネラルが含まれていますが、
含有量が微量なので、
塩ひとつまみ程度では
有効な鉄補給にはなりません。
岩塩のいい点は、
食材の個性を引き出してくれるところ。
食用塩の表示規定により、
塩の名称に「天然」「自然」といった
言葉を使うことが制限されているため、
「粗塩」と表示をしていることが多いです。
【精製塩】
精製塩の工程は、
「イオン(交換)膜」、
「立釜」と記載があります。
精製塩は短時間で沢山つくれるため、
値段が安いです。
ただしナトリウム以外のミネラルが
取り除かれているため、
ナトリウム過剰になりやすいので要注意。
【再製塩】
再製塩の工程は、
「溶解」と記載があります。
海外から輸入した塩を、
水や海水に溶かし
砂などの不純物を取り除き、
立釜や平釜で結晶をつくる製造方法。
再製塩は精製塩(立釜)よりも、
多くのミネラルが含まれています。
以上が製造方法による違いです。
炭酸マグネシウムが
加えられている場合もありますが、
湿気を防ぐ役割で入っているだけで、
身体にメリットがあるわけではありません。