母の定期検診に、
付き添ってきました。

母は多発性筋炎という
内臓を含めた身体中の筋肉が、
破壊される病気です。

いつもの主治医の診察の際、
最近の母の悩みの「夜間頻尿」についても
聞いてみました。

母は日中あまりトイレに行かないのに、
夜になると頻繁にトイレに行くのです。

寝ている間だけで、
5回もトイレに行くことも
珍しくありませんでした。

トイレにばかり行くから
寝た気がしないと言い、
夕方からは水分を摂ることを
控えてしまいがちでした。

主治医から聞いた話は、
次のようなものでした。

尿は水分を出すだけの役割ではなく、
老廃物を洗い流す役割もある。

老廃物を身体の外に出すために、
1日10回ほどはトイレに行くように
身体はできている。

日中トイレに行かないと、
溜まった老廃物を出すために
夜トイレに行く回数が増える。

だから、日中にトイレに行かない人は
「昼夜逆転」のリズムになってしまう。

日中あまりトイレに行きたくなくても、
トイレに行くよう心がけると、
トイレのリズムが夜型から昼型に変えられる。

夜間頻尿の原因は、
他にもあるかもしれないとも
言っていましたが、
主治医の話はざっとこんな感じでした。

母の主治医は大学病院の教授で、
学生を指導したりもするので、
先生のアドバイスは信頼していいと思います。

1日のトイレに行く回数が
ある程度決まっているのであれば、
日中トイレに行く回数を増やすことで
解決できる可能性は高いことが分かりました。

今までは、母が夜トイレが近いのは、
睡眠が浅いからかと思ったりもしました。

でも、日中にたくさん水分を摂って、
マメにトイレに行くようにしたところ、
すぐに効果が現れました。

以前は睡眠中5回もトイレに行くことがあったのに、
最近は2~3回程度に改善されました。

他にも改善点を見つけて変えてゆけば、
かなり夜ぐっすり眠れるようになりそうです。