母にユニクロのヒートテック毛布を
買ってきました。

母は難病の多発性筋炎という病気で、
内臓も含めた身体中の筋肉が破壊される病気を
患っています。

熱を最も発生させる筋肉が破壊されるので、
普通の人に比べ寒がりです。

他多発性筋炎という病気は、
聞きなじみのない人も多いと思います。

でも、最近はテレビ朝日のドラマ「虹色カルテ」の
主人公が多発性筋炎という設定だったりで、
徐々に知られ始めているのではないか
と思っています。

正直言って現実の生活は、
あのドラマより大変です。

母が多発性筋炎を発症したばかりの頃は、
箸も持てない状況でしたから。

母は以前、冬になるとふかふかの羽毛布団を
かけて寝てたんです。

でも、多発性筋炎を発症してからは、
普通の人にとっては軽い羽毛布団でさえ、
重く感じるらしいのです。

なので、冬用のたっぷり羽毛が入った掛布団は使わず、
冬は夏用の薄い羽毛布団を2枚重ねて
寝ていたんです。

ところが先日、
ユニクロのヒートテックが
軽くて薄手なのに暖かいと知り、
早速買ったわけなんです。

世の中に暖かい毛布は色々ありますが、
母の場合は薄くて軽いと言うのも
必須条件なんです。

ヒートテック毛布は、
聞いた通りとても暖かくて軽いです。

母は夏用の羽毛布団を1枚外し
ヒートテック毛布1枚と
夏用の羽毛布団1枚で
快適に眠れるようになりました。

最近は毛布に限らず、
新素材の商品が沢山出てきてます。

今までは軽くて暖かいコートと言えば
ダウンコートでした。

もっと昔は毛皮やカシミヤ、
ウールなどの時代が長く続いていました。

比較的最近では、
ダウンコートが主流となっています。

羽毛布団もダウンコートも
生きている水鳥から羽を
手でむしり取って作ります。

動物愛護の観点から、
この生きた水鳥から手で羽毛をむしる
「ライブハンドプラッキング」が問題視され、
ファッション業界にも反ダウン運動が
広まりつつあります。

反ダウンよりも前から、
毛皮製品反対の機運も
高まっていました。

どちらにしても、
生きている動物を痛めつけて製品を作る時代に
終止符を打ちたいものだと思います。

以前ニュースでカポックノットという植物で
作られたコートがあると知りました。

これからは毛皮やダウンを使わない
新素材の時代になればいいと思ってます。