書道界の重鎮である西村鵲洞先生から、
今年も年賀状をいただきました。

私は以前、西村先生から
ペン習字を習ったことがあるのです。

西村先生は、日展の審査員も務めるほどの人物で、
本部は東京都豊島区にあるのですが、
先生の妹さんが私の家の近くで
カフェを開いているため、
週に1度は妹さんのカフェの裏の和室に終日いらして、
近くに住む人たちに書道を教えていたのです。

夜遅くまで書道教室を開いているし、
好きな時間に行って、
好きなだけ練習できるという気軽さから、
私は西村先生の教室に通っていました。

通い始めてから、
一筆200万円ともいわれる
大物書道家なのだと知りました。

私が書道教室に通っていたのは、
もう何年も前ですが、
私の記憶では、その書道界の紳士録には、
それぞれの書家の作品を購入する際の
相場のようなものが明記されていたんです。

その書道界の紳士録のようなものに、
西村鵲洞:一筆200万円と確かに記載されていました。

そんな大物書道家ですが、
昼間は小学生たちにも書道を教えていました。

子どもの頃から、一流の指導者に習えるなんて、
幸運ですよね。


また、私のような会社勤めの後に立ち寄って
チョコっと習う生徒にまで、
分かりやすく熱心にご指導くださいました。

私は自分のライフスタイルの変化から、
もう何年も西村先生の教室には行っていないのですが、
年賀状だけは毎年やりとりさせていただいてます。

西村先生の年賀状は、
毎年その年の干支を書いたものです。

一筆200万円の方の文字を
新春にいただけるなんて
嬉しい限りです。

西村先生のホームページがあったので、
添付してみます。

http://www.shubi.jp/nisimura/


平成3年までの情報しかないので、
ますます書道界での足跡は増えていることでしょう。

私自身、西村鵲洞という一流の芸術家に接し、
ペン習字だけでなく、
毛筆やアートといったもっと広い世界まで
意識するようになると感じました。

そして、文字を書くと言うことは、
難しく考えず、
シンプルに筆やペンを運ぶことなのだと
いつも言われていました。

OL時代は会社帰りで、
服装もスーツの時もあれば、
ちょっと装飾の多い服装の時もあったので、
お手軽なペン習字を習っていました。

少し余裕ができたら、
西村先生から毛筆も習ってみたいと
いつも思っています。

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